Beekeeper(養蜂)

ハニーはご機嫌斜め(Honey is in a bad mood.)

こんにちは。
朝、ミツバチの巣箱の内部を点検していると刺されました。人生で2回目です。
1回目は2,3才の頃で親父がミツバチの世話をしていた時にそばにいてやられたようです。記憶にありませんが、蕁麻疹が出て大変だったようです。今日、刺されたときにそばにいた90近い親父から聞きました。
刺されたときの様子はこちらから。ハニーはご機嫌斜め
刺しているときは痛かったのですが、ミツバチの体から針が取れるとなんでもありませんでした(刺したミツバチは死んでしまいます)。もともと、アレルギー体質なので私の免疫細胞たちは忙しくて蜂の毒どころではないのかもしれません。ちょっと赤くなりましたが腫れもせず、痒くもなく。ちょっと拍子抜けでした。
蜂の毒は、大昔から治療に使われてきました。Apitherapy、蜂針療法と言います。民間療法ですが、日本の養蜂家の方でも行われています。書籍など見てみると坐骨神経痛、腰痛などに効果があるようです。
90近い親父も養蜂をしなくなって腰や膝に痛みを訴えるようになりました。
蜂の毒の主な成分は
アミン類 :ノルアドレナリン、ドーパミン、ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン
ペプチド類 : アパミン、MCD-ペプチド、アドラピン、メリチン
酵素類 :フォスフォリパーゼA2、ヒアルロニダーゼ
糖類 :グルコース、フルクトース
ポリアミン類 :プトレッシン、スペルミジン、スペルミン
その他 :リン脂質、アミノ酸
出典:藤田陽子・鍛冶誠一郎「蜂針療法」;ミツバチ科学20(1):17-26,1999
殆どの成分は私たちの体のなかにすでに持っているものです。痛み、かゆみを出す物質を含んでいるので個々の体にようってそのような反応が出るようです。
蜂針療法で使われる毒の量は、0.02mgほどです。通常ミツバチ1匹には0.1mgほどの毒液を持っていますので1/5ほどの量を使うようです。
ただ、アナフィラキシーを起こすことこともあるので注意が必要です。
私も、今回は大丈夫でしたが次回はわかりません。なるべく、ハニーの機嫌を取りたいと思います。

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